交際クラブの将来

交際クラブ業界は、今や戦国時代です。

なぜ戦国時代かというと、多くの店舗がウェブ対策に力を入れ始めたからです。

今までの交際クラブは、風俗やデリヘル店舗と変わらず、ウェブサイトさえ持っていれば良いという自信があったのです。

それが、各家庭に1台のパソコンが来た時代から、1人1台になり、スマートフォンで常に情報を得ることのできる時代までに変化して来ました。

その為、多くの利用希望者は沢山のウェブサイトをスマートフォンでいつでも見ることが出来るようになりました。

このウェブサイトを見るということが、市場規模を拡大させたと言って間違いはないでしょう。

今までは、ウェブ対策をしてもPCレベルのサイトとモバイルサイト程度のコンテンツで充分でした。

それが、スマートフォンというツールが現れたことで、まるでモバイルサイトとPCサイトを融合させたような、スマホサイトを作ることを余儀無くされて来たのです。

このような背景から、PCサイト用の会員用ページを持っているだけではダメであり、スマホでも対策をするきっかけにもなってきたのです。

すると、多くの交際クラブはウェブサイト対策に関しても、もう一度力を入れはじめました。

そうです、仲良し倶楽部の時代は終わったのです。

つまり、沢山の店舗が地域別に特化した様々な色を出すサービスから、どこにいても良いサービスを受けられるという需要に変わったのです。

これにより、どの交際クラブでも料金の違い程度しか差が無いように感じられ始めたのです。

まさに、モバイル化時代の到来と戦国時代が一変に来てしまったのです。

幾つかのサイトがSEO対策をして順位を上げると、それに同調するかのように競合交際クラブも対策をはじめました。

自分達クラブの料金などの違いなどでの差ではなく、見てもらえて選ぶチャンスを作らなければ、新規利用者を取られてしまう状況になったのです。

それまでは、利用者も地域や料金で検索をかけて自分に合った交際クラブを選ぶことが正解であったものが、全てなくなってしまったのです。

その顕著な例がコンシェルジュサービスです。

どこにいても、どのようなサービスもいとわないような、お客に媚を売る形の営業方式となったと言えるでしょう。

それまでと言ったら、システマチックで利用者に選ばされるという曖昧かつ適当な質のサービスでした。

これは、革新的であり素晴らしいことだったのです。

やはりそこは、真似ではないものの、多くの交際クラブは同じ方法をスタンダードでベストだと考え始めています。

沢山のクラブの質が高水準となり差も生まれなくなって行ったのです。

これが現代の交際クラブの全てなのです。

残年ながら、歴史のある古き良き交際クラブは名前だけの財産にしかならないのかもしれません。

しかし、信頼というものはいつまで経っても揺るがない武器であるといえるでしょう。

WQMの重要性「今、何をしたら順位が上がるのか」

皆さんは、自社のウェブサイトの順位を挙げたいと日々考えているはずです。

ここでは交際クラブの話をさせていただきます。

まず第一に、どうしたら順位が上がるのかということを考えてしまうでしょう。

これは当たり前ですが、私は少し違うのではないかと考えています。

初めにしなければならないことは、いかに『ウェブサイトの順位が下がらないようにすることが出来るのか』ということです。

つまり、順位が下がらないようにすることが、結果プラスに働くということです。

理屈はものすごく簡単で単純です。

そもそも、交際クラブサイトの順位が低いとします。

仮に100位前後の順位だとしましょう。

この低い順位の状態には意味があります。

この時点では、検索エンジンに評価をされている結果であるものとします。

その評価は、ウェブサイトの得点のような感じで捉えましょう。

この得点が鍵なのです。

得点は、プラス点が付いているとするならば、『10点満点中で何点がつついているのか』といったイメージをしがちです。

しかし実際のところ、加点ばかりではないというものが真実です。

つまり、『マイナス評価を受けている』のです。

これをプラスの加点評価に変えることができれば良いわけです。

この評価点のギャップの幅を意識してください。

もう、お分かりですよね？

例えば、10点満点中（やや語弊がありますが）でマイナス10点の評価を受けているとします。

修正をして、ブラス10点の評価に変えたとします。

評価項目が10項目あったとして、1項目あたりの評価が3種類だとします。

分かりやすく言えば、『-1点』『0点』『＋1点』です。

そうです。評価の持ち点の幅は全体で20段階になるということです。

この1つの項目をマイナス点からプラスに変えると、全体では＋2点です。

全10項目でトータルで＋20点すれば良いのです。

こういった『評価をプラス点に変えること』にものすごく意味があるのです。

このような考えが理屈であり答えです。

要するに、評価された時の反応においては、非常に重要で意味があるのです。

だからこそ、ページ評価は意識しなければならないのです。

交際クラブであれば、対策規模も狭く、そもそもの順位を上げるという意識より、

『下げない＝マイナス点を打ち消す』

『それが結果的には順位向上、上昇に繋がる』

こういう考えが重要なのです。

交際クラブに限ったことではありませんが、会員制などの独自のログインコンテンツがある場合、同業他社とのコンテンツ差をつけることは難しいものなので、

コンテンツクオリティのコントロール"C-QC"をすることが、

コンテンツクオリティアップ"C-QU"となり、

コンテンツクオリティアシュランス"C-QA"となるわけです。

私はこれらを『WebSite Quality Management』（WQM）と呼ばせていただきます。


さて、それでは交際クラブを例にクオリティコントロールするべき箇所を考えてみましょう。

箇所はウェブサイト内のコンテンツです。

「交際クラブとはどのようなものか、その意味」
「交際クラブと類似される業種との違いメリット」
「デートクラブ条例やルールについて」
「実際の利用の手順や流れ案内」
「入会や紹介に関する資格や料金」
「独自性のある店舗コンセプト理念」
「競合店舗との違い」
「企業や関連会社についての公の詳細」
「利用者性別ごとの利用方法の違い」
「ヘルプハウツーやQ＆A」
「サンプルページとイメージの伝え方」
「新規会員情報の信憑性と詳細」
「流入やアクセス、ウェブSEO対策の考え方」
「体験談やレビューなどのフィードバック」
「個人情報についての考え方取り組み」
「禁止事項等の独自ルール」
「関連サイトコンテンツの使い方」
「運営時間や連絡先、サポート状況」

このようなコンテンツ項目がWQMの必要項目になるでしょう。


最後に、交際クラブや結婚相談所等の同様の会員制サービスを提供する企業に共通する注意点として、

見えないコンテンツサービスの曖昧さを理由に、「一定のコンテンツを設置しただけでC-QAとして慢心してはいけない」ということが言えるでしょう。

もちろん、ユーザーの目線に立った分かり易いコンテンツを作ることが最も重要なのです。