何故かというと原因は不明ですが、2017年11月頃より出せるようになったのです。
今までも交際クラブの業界でもリスティング広告が表示されることはありましたが、内容は出会い系サイトなどばかりでした。
既存のリスティング広告は、簡単に言ってしまうと『セーフ』か『アウト』しかない極端なものでしかなかったでしょう。
一般に露出しても問題がないものは当然表示が可能です。直接的な表現のアダルト系や出会い系のサイトもGoogle側でコントロールしやすいことが理由なのか表示が可能でした。
しかし、細かいジャンルに別れる業界となると表示はできない場合が殆どでした。関連語や共起語などのクエリまではコントロールできなかったのでしょう。
これはもっともな話で、時代によって流行り言葉や造語もあるだろうと考えると、よほど広く一般の世の中に認知されている言葉などでない限り、無限に言葉が生成されてしまうからなのでしょう。
この辺りは、『交際クラブ』でイメージがつくはずです。
他の業界でも今回の変化でリスティング広告が出せるようになっており、風俗業界などもその代表です。とはいっても『東京 風俗』などの大カテゴリーだけで、細かなジャンルに単語に当たる『風俗』以外は未だに出せないようです。デリヘルなどは出せないのです。
原因は分からないと上述しましたが、今回の変化には特定の共通点があります。また、根本的なGoogleの目的も分かってきます。
まず、スマホの普及などでウェブが広く一般に広まってきている現代ですので、ウェブサイトの検索順位の希少度や価値が高まっていると考えられます。すると、通常のSEOでのサイト露出では難易度も高まり限界がみえてきているのです。10サイトしかし表示されない訳ですから、いつまでたっても根本的な規模感や結果が変わらない環境での企業同士の順位争いをすることを強いられてしまいます。いくらGoogleが良い環境やチャンスの場を準備してくれていても、サイト運営側へのメリットが少ない訳です。
すると結果的には『検索エンジンは出来レース的な感じでどうにもならない』とサイト運営側も魅力を感じなくなってくるでしょう。これではビジネスとして成立しませんよね。
Googleもお金を得ることを理念としている1つの企業です。広告主を増やすことが収益をアップさせる手段です。こうなると、より広告を増やすことが収益アップにつながる訳ですから、広告枠を増やす流れは自然です。もしかしたらその辺の事情もあるかもしれません。
もう1つは『情報』をより明確に重要視してきたと考えられます。『交際クラブ』や『風俗』は表向きには実体のあるビジネスです。しっかりと住所がある訳ですから、Googleマップに表示されてもおかしくはないのです。ですので、出るようになっただけなのかもしれません。※デリヘルなどは店舗実体がでてこないものなので無理なようです。
また、技術的な部分の問題もあったのかもしれません。『交際クラブ』や『風俗』で調べてもお店が表示されないマップツールが魅力的か否かといわれれば、間違いなく後者です。そのような不便なツールを使い続けたいと考えることは不自然です。これまでは技術的に情報を処理しきれなかった可能性もありますが、正しい情報をユーザーに返せるようになったことは喜ばしいことではないでしょうか。簡単ですがそれだけです。ここがリスティング広告へと繋がっていると考えられます。
サービス提供側のGoogleもサイト運営者側も利用するユーザーにとっても全ての側にメリットが生まれている訳です。
急に変化があることは望ましくないですが、需要は非常にあることを考えると良い方向に向かっているのでしょう。
0 件のコメント :
コメントを投稿