ブログというものは見栄えが重視であると言わざるをえません。
実際にどんな構成のブログであっても内部リンクの構築には失敗しているものなのです。
サイドメニュー欄の記事リンクには、SEO的な要素が含まれており、非常に重要です。
そこで例を上げて説明してみたいと思います。(全記事数は仮に50記事とします。)
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例1:通常のリンク
・8月
・7月
・6月
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■説明
各月欄をクリックすると、月毎の記事ページに移動し、まとめて表示されます。
これでは、多くの個別記事が存在していても、サイトメニューからのリンクは3つのみです。
つまり、1つの記事ページからは、「トップページ」「前記事」「後記事」「8月」「7月」「6月」の、
最大で6つの発リンクが出ることとなります。
また、上記の6つのページは個別記事の数だけの内部被リンクを受けることになります。
多くの各個別記事が受ける被リンクはというと、前後記事と月項目からの3リンクとなり、
SEO上で重要な内部リンクの均等化によるサイト強化にはなりません。
この状態で、ウェブマスターツール上の内部リンク状況をみてみると、
被リンク数 各ページ箇所名
50 トップページ
50 8月
50 7月
50 6月
03 各記事ページ(50記事)
このようになり、ニッチキーワードに対する、各個別ページの力は弱くなります。
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例2:通常のリンク + 当月or新記事
・8月
┣ページA
┣ページB
┗ページC
・7月
・6月
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■説明
例1に、サイドメニューを介し全個別ページからの個別リンクが3つ増える形です。
新たにリンクが増えたことで、全ページは更に3つの発リンクを強いることとなります。
つまり更に、個別ページの評価は下がってしまうことになります。
これと同様に、最新記事がリンクに出る形であると、その分だけ上述した影響を受けます。
最新記事欄に表示されている時のみ、該当の記事は強くなります。
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例3:全ての個別記事のみのリンク
ページ1
ページ2
|
ページ49
ページ50
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■説明
内部リンク上、全ての個別ページに対する発リンクと被リンク数は均等になります。
各個別ページ毎への違いが無くなる為、SEOのコントロールは容易いです。
☆まとめ☆
ブログは、全ての各個別ページに対して、なんらかしらの導線があるものです。
本来であれば、「次のページへ」というリンクのみでも十分です。
しかし、サイドメニューの「月毎項目」「新規記事項目」などの部分の強調が強すぎます。
この為、特定のページのみにリンクが集中してしまうケースが多いです。
これを知らずに繰り返すと内部リンクはズタボロになっていきます。
内部発リンクと内部被リンクは均等化してこそ、SEO上の影響力がでることになり、
トップページが検索にヒットして、順位も安定してゆくのです。
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