ご挨拶

基本的には、交際クラブ関連とSEO関連の記事が大半で半分ずつです。
デートクラブ選び比較のご参考にしていただければ有り難いです。

2014年9月10日水曜日

canonicalタグの正しい使い方・間違った使い方

皆様は、canonicalタグをご存知でしょうか。

このcanonicalタグは、主にSEOの働きを目的として挿入されることが殆どです。

よくSEO会社を使っている場合、『リンクジュースを移す・流す』などという表現をされます。

「つまり、目的のページのSEOの力を高めることが出来るのでしょう?」

この様な認識をされている方が多いのではないでしょうか?

しかし、実際のところ大きな誤認をされているケースが非常に多いです。



canonicalタグの働き


まず、canonicalタグの正しい働き・意味としては、

『ウェブページ著作権の正規化』をすることを目的としたタグです。

同じ内容を含むウェブページが存在すると、後出のページはコピーコンテンツ扱いとなります。
(コピーコンテンツは、Googleアルゴリズム・検索エンジン上でしっかりと判断されてしまいます。)

ほぼ同じ内容のウェブページがある場合、大元の一番初めに出来たページが有利です。

まったく同じ内容と見栄えのページは、後出のサイトがペナルティを受けてしまいます。
(または。真っ白な意味のないページのごとく、評価をされてしまいます。)

元サイトを閉鎖する場合で、ページコンテンツを後出のサイトに移す場合などに非常に有効です。


canonical(カノニカル)タグの誤った使い方①

サテライトサイトや宣伝サイトを作ったとします。

同じページを丸々使ってペナルティや悪い評価を受けてしまったとします。

そのサイト評価を誤魔化し・打ち消す目的として、『後出ページ→大元ページ』に対してタグを使うとします。

この場合、「ウェブサイトの著作権を移す」という目的には全くそぐわないことになります。

検索エンジンに対して著作権保有者自信が、『私の作成した2つのURLはこちらが大元です。
と主張することと同義のような状態になるので、ペナルティなどの不具合を取り除くことは出来るでしょう。

しかし、そもそもウェブサイトページのインデックスタイミングによって、ページ評価優劣は明らかなので、

100%同じ内容のページでない限り、この様な対応・使用方法は不適切であると言わざるをえません。

※引用文を使ったブログページなどの場合も、canonicalタグの使用は不要であると言えるでしょう。


canonicalタグの誤った使い方②

『リンクジュースを移す・流す』という働きを、『SEOの力を高める・与える』と勘違いするケースがあります。

トップページにSEOの力を集めたいがばかりに、全てのページからトップページに対してタグを張る場合、

結論から言うと、「まったく意味のない行為」となってしまいます。

簡単に説明すると、サイト内の多くのページでコンテンツ内容が重複してはいないからです。

しっかりとcanonicalタグの意味を考えれば分かりますよね?

※ちなみに、例の対処をすることで、発リンクを生んでいることに近い状態になるかもしれません。


canonicalタグの誤った使い方③

下層ページが検索結果に該当する場合、
canonicalタグを使用することで、トップページを該当させる働きはありません。

1つのサイト内に、AというトップページとBという下層ページが存在しているとします。

2つのページは、コンテンツ内容の重複は無いものとします。

Aページに対してBページからcanonicalタグで正規化をしても意味はありません。

これは、「canonicalタグの誤った使い方②」で説明した通り、ページ内容に対して意味が無いからです。


canonicalタグの正しい使い方①

あるサイト内に、内容の似通ったページが2ページあるとします。

片方はトップページA、もう片方は下層ページBとします。

Aページの内容は、「a」「b」という内容です。

Bページの内容は、「b」という内容です。

BページからAページに対してcanonicalタグを働かせる場合、これは正規化が出来ます。

※しかし、BページはAページで補える内容だと判断されればBページのインデックスは削除されてしまいます。


canonicalタグの正しい使い方②

あるサイト内に、内容の似通ったページが2ページあるとします。

片方はトップページA、もう片方は下層ページBとします。

Aページの内容は、「a」「b」という内容です。

Bページの内容は、「b」「d」という内容です。

BページからAページに対してcanonicalタグを働かせる場合、これは正規化が出来ます。

※BページにはAページが保有していない「d」という内容がある為、Bページのインデックスは削除されません。
 (しかし、Bページの評価内容は「d」だけのページと判断されるでしょう。)



最後に

このように正しい使い方・間違った使い方を熟知しなければ、
ドメインの取り直しやサイトの作り直しの際に間違った評価を移してしまいかねません。

canonicalタグにはリダイレクトを命令する働きはありません。
しかし、一度canonicalタグが張られてしまえば、関連ページとしての紐付けをすることになります。

検索エンジンが同じコンテンツだと判断すれば、自然とリダイレクト内容と同義となってしまいます。
ペナルティもcanonicalタグで遠回しに移るということを覚えておきましょう。

2014年9月9日火曜日

【注意】ネットショップthebase.inは無料だがSEO的に集客には繋がらない

ネットショップが無料で作れる「 TheBase.in 」をご存知だろうか?

このサービスは、通販サイトが簡単に作れます。

しかも、カード払いにも対応していて、無料という非常に嬉しいサービスです。

BASE(ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成


しかし、このサービスには落とし穴が存在していることはご存じだろうか?

その大きな落とし穴は、『 リンク元ページには戻れない 』 という点です。

つまり、大元のショップサイトから通販ページ(base)へリンクを張っても、サイトに戻れないのだ!

これはSEO上の考えからすると非常にありえない仕様です。


まず、手順を追って説明します。


元ショップサイトから → baseページへ 

 この時点で、rel="nofollow" target="_blank" というリンクにしなければならないでしょう。

 SEO上の力を移さない状態にし、ページ遷移も元ページを残さなければ、

 順位は下がるし、元ページへは戻りづらいし、良いところは全くない。


ABOUTメニューに自由コメントが記載出来るが文字のみ。

 文字はある程度書けるので、通販ページ自体のSEOは割と自由である。

 しかし、htmlのタグは使用できない。

 この為、多くの利用者は「http://●●.com/」などと記載し、コピペしてもらうしかない。

 Twitter、facebook、amebablog、instagram等関連サイトの専用リンクはあるものの、

 他の種類のサイトへの自由なリンクは作れない。

 またこれらの用意されているリンク先サイトは、SEOには不向きなサイトばかりなので、

 間接的に、SEO力を移し順位を上昇させることには向かない。

 幸いなのは、followリンクなので発リンクとしては、最低限使える。


全てのページにbase.inに対してのリンクがある。

 つまり、通販ページを頑張れば頑張るほどbase.inの手助けをしていることになる。

 また、全メニューページ&各商品ページからのbase.inへの発リンクが頻発するので、

 Googleアルゴリズムの仕様次第では、商品を追加すればするほど、

 "通販サイトの順位が下がる可能性がある" という状態に陥ってしまう。

 これでは、通販サイトページは、ただの通販コンテンツでしかならなくなる。


Twitter、facebook、amebablog、instagramなどは微妙なコンテンツ。

 微力ながら上記のサイトの順位を上げるSEO要因はある。

 しかしながら、それらのサイトからの発リンクは多くの場合でrel="nofollow"である。

 つまり、殆どといっていいほどSEOとしての効果は期待できない。

 順位の向上やアクセス数の増加を促す効果は、限りなく少ないと考えていいだろう。


■まとめ■

base.inからSNSコンテンツへの微量のSEO効果は期待できるものの、

SNSコンテンツからのサイトへのSEO効果は殆ど期待できないので、

SEO対策上のコンテンツ優先順位は以下のようになってしまう。

上位コンテンツ ホームページ
中位コンテンツ Twitter、facebook、amebablog、instagram
下位コンテンツ base.in

上位コンテンツ > 中位コンテンツ > 下位コンテンツ

本来であれば、base.inサイトはホームページと同列の上位コンテンツになりえるが、

リンクの有無やSEO上の影響力を考えると、4サイトのみに対する底上げコンテンツにしかならない。

おそらく、この結果でガッカリする人もいるでしょう。

商品通販サイトを持つだけで良いと考えて割り切って使うことが望ましいでしょう。

何が「SEO機能の充実だよ!」っと言ってやりたいくらいの残念サービスです。