このサービスは、通販サイトが簡単に作れます。
しかも、カード払いにも対応していて、無料という非常に嬉しいサービスです。
BASE(ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成
しかし、このサービスには落とし穴が存在していることはご存じだろうか?
その大きな落とし穴は、『 リンク元ページには戻れない 』 という点です。
つまり、大元のショップサイトから通販ページ(base)へリンクを張っても、サイトに戻れないのだ!
これはSEO上の考えからすると非常にありえない仕様です。
まず、手順を追って説明します。
・元ショップサイトから → baseページへ
この時点で、rel="nofollow" target="_blank" というリンクにしなければならないでしょう。
SEO上の力を移さない状態にし、ページ遷移も元ページを残さなければ、
順位は下がるし、元ページへは戻りづらいし、良いところは全くない。
・ABOUTメニューに自由コメントが記載出来るが文字のみ。
文字はある程度書けるので、通販ページ自体のSEOは割と自由である。
しかし、htmlのタグは使用できない。
この為、多くの利用者は「http://●●.com/」などと記載し、コピペしてもらうしかない。
Twitter、facebook、amebablog、instagram等関連サイトの専用リンクはあるものの、
他の種類のサイトへの自由なリンクは作れない。
またこれらの用意されているリンク先サイトは、SEOには不向きなサイトばかりなので、
間接的に、SEO力を移し順位を上昇させることには向かない。
幸いなのは、followリンクなので発リンクとしては、最低限使える。
・全てのページにbase.inに対してのリンクがある。
つまり、通販ページを頑張れば頑張るほどbase.inの手助けをしていることになる。
また、全メニューページ&各商品ページからのbase.inへの発リンクが頻発するので、
Googleアルゴリズムの仕様次第では、商品を追加すればするほど、
"通販サイトの順位が下がる可能性がある" という状態に陥ってしまう。
これでは、通販サイトページは、ただの通販コンテンツでしかならなくなる。
・Twitter、facebook、amebablog、instagramなどは微妙なコンテンツ。
微力ながら上記のサイトの順位を上げるSEO要因はある。
しかしながら、それらのサイトからの発リンクは多くの場合でrel="nofollow"である。
つまり、殆どといっていいほどSEOとしての効果は期待できない。
順位の向上やアクセス数の増加を促す効果は、限りなく少ないと考えていいだろう。
■まとめ■
base.inからSNSコンテンツへの微量のSEO効果は期待できるものの、
SNSコンテンツからのサイトへのSEO効果は殆ど期待できないので、
SEO対策上のコンテンツ優先順位は以下のようになってしまう。
上位コンテンツ ホームページ
中位コンテンツ Twitter、facebook、amebablog、instagram
下位コンテンツ base.in
上位コンテンツ > 中位コンテンツ > 下位コンテンツ
本来であれば、base.inサイトはホームページと同列の上位コンテンツになりえるが、
リンクの有無やSEO上の影響力を考えると、4サイトのみに対する底上げコンテンツにしかならない。
おそらく、この結果でガッカリする人もいるでしょう。
商品通販サイトを持つだけで良いと考えて割り切って使うことが望ましいでしょう。
何が「SEO機能の充実だよ!」っと言ってやりたいくらいの残念サービスです。